SPEC
次期アップデート草案
野生キノコの観察・同定依頼を助ける、個人向けフォトログの仕様です。
1. 目的と位置づけ
Mashroom は、撮影ガイドに沿って部位写真を残し、日時・位置・形態・植生を端末内に記録し、 同定コミュニティなどへ共有するためのアプリです。ログイン不要・課金なし。
| やること | やらないこと |
|---|---|
| 同定用写真の計画的な記録 | 種の自動同定・AI判定 |
| 観察メモ(形態・植生・確度) | 食用可否の判定・推奨 |
| ローカル保存・オフライン利用 | アカウント・クラウド同期 |
| 位置付きマップ(1件) | 全記録マップ一覧・オフライン地図 |
本アプリは図鑑・同定の代替ではありません。食用・毒性の判断は行いません。 保護区域などでは「観察のみ」での記録を推奨します。
2. 画面と主な流れ
タブ: 図鑑(一覧)/ カレンダー
2.1 撮影して記録
- 部位ステップを順に撮影(すべて任意、1枚以上で保存可)
①全景・群生 ②傘表面 ③傘と柄 ④ひだ/管孔 ⑤柄 ⑥断面 - アプリ内カメラ(ガイド枠・端末向き連動)またはライブラリ選択。スキップ可。
- 撮影時オプション: カメラロールへ同時保存(既定オン)。
- 確認: 和名・採取区分・確度・EXIF(日時・位置・機材・焦点距離)・傘径・マップ位置。
2.2 まとめて取り込み
カメラロールから複数枚選択 → 除外/確認 → 1枚ずつ部位ラベル → 和名・日時・位置 → 保存。 取り込み名は和名に保存。同じ部位ラベルを複数枚に付けてよい。
2.3 一覧・詳細・編集
- 一覧: 検索、同定確度/採取区分フィルタ。
- 詳細: ギャラリー、形態・植生、EXIF・機材・マップ、編集、共有、カメラロールへ書き出し、削除。
- 写真のラベル整理: 付け直し・追加取り込み・写真削除。
- カレンダー: 撮影日ベースの振り返り。
2.4 共有(同定依頼など)
写真選択 → 位置の公開範囲 → 投稿スタイル(同定依頼/Instagram/短いメモ)→ 本文編集 → 共有シート。 投稿文はクリップボードへ自動コピー。共有JPEGは再エンコードし、写真内GPSを除去します。
3. 機能仕様
3.1 写真・カメラ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ガイド | 部位別の枠/シルエット。端末の向きに合わせて回転 |
| 深度 | LiDAR対応機は距離から傘径の参考値(枠前提・手修正可・実測推奨) |
| GPS | EXIF位置を優先。無い場合は端末GPS補完可。マップで手指定/クリア可 |
| EXIF | 撮影日時、緯度経度標高、焦点距離、被写体距離、機材(メーカー/機種/レンズ) |
| カメラロール | 撮影時の同時保存、詳細からの既存写真の一括書き出し |
3.2 記録できる項目
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 分類 | 和名、科、属、学名 |
| 管理 | 同定確度(未設定/仮/有力/確定)、採取(観察のみ/採取あり/未設定) |
| 位置 | 緯度・経度・標高、場所メモ |
| 光学 | 焦点距離、傘径、撮影機材 |
| 形態 | 傘の形・表面・縁、ひだ/管孔、つき方・疎密、乳汁、傷つけ変色、におい |
| 植生 | 基質(地上/材上など)、植生タイプ、宿主樹メモ |
3.3 共有時の位置
| 選択肢 | 意味 |
|---|---|
| 載せない(初期値) | 座標・場所メモとも投稿文に出さない |
| 場所メモのみ | 自由記述の場所メモのみ |
| 座標も | 座標を含める(取り扱い注意) |
4. 技術の概要
- SwiftUI / SwiftData。写真は端末内 JPEG。
- カメラ(AVFoundation)。LiDAR対応機では深度を利用。
- EXIF(ImageIO)、位置(Core Location)、地図(MapKit)、共有(Share Sheet)。
- 権限: カメラ、写真ライブラリ、写真への追加、位置情報(利用中)。
5. プライバシー・安全・限界
- データは端末ローカルのみ。サーバー送信・解析SDKなし。
- 共有の位置はデフォルト非公開。共有画像からGPSを除去。
- 食用・毒性の断定UIなし。種名はユーザー入力。
- 傘径は概算であり、定規の代替ではありません。
- アプリ内保存時にJPEGを再エンコードするため、ファイル内EXIFは残らないことがあります(表示用の主要項目は記録として保持)。
6. 用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 部位ラベル | 全景・傘・形・ひだ/管孔・柄・断面の区分 |
| 傘径概算 | 焦点距離と被写体距離(または深度)からの参考値 |
| 観察のみ | 採取せず記録する区分(保護区等向け) |